2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
健康的にもよい食事として世界からも注目されている和食のよさについて見直してみましょう

栄養のバランスがよい

 主食であるごはん(五分つき米)は、どんなおかずにも合い、組み合わせやすいのが特徴です。また、和食のおかず(主菜)は、魚・大豆・肉などを使っています。特に青背の魚に含まれるDHA、EPAは血液をサラサラにする働きがあります。大豆には肉と同じくらいたんぱく質が豊富に含まれており、子どもの成長に欠かせない栄養素がたくさん含まれています。肉には「代謝ビタミン」と呼ばれるビタミンB群が豊富でたんぱく質をエネルギーに変える働きがあります。
 また、副菜には旬の野菜や海藻などを使っています。それらにもビタミンやカルシウム、鉄、食物繊維など子どもの成長に欠かせない栄養素が多く含まれます。調味料であるみそ・しょうゆなど発酵食品にもおなかの調子を整える働きがあります。
これらの食材を偏らないように組みあわせば、自然と栄養バランスが整います。

だしの味わい

 昆布やいりこからとっただしは、煮物や汁ものに使うので、うまみ豊かな、おいしい料理をつくることができます。
 だしを使うことで食材の持ち味を生かすことができるため、少しの調味でおいしくなり、食塩の摂りすぎを減らす
「減塩」にもつながります。

噛む力がつく

 五分つき米や高野豆腐、具だくさんのみそ汁など和食として提供されるものは、どれもかみごたえがあり、しっかりと噛むことで唾液がたくさん出て消化吸収を助けるうえ、虫歯や歯列不正、肥満予防、知能の発達にもつながります。
 

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